2008年3月制限の次元帝のデッキレシピを紹介します.
デッキレシピ

メインデッキ
| モンスターカード | 枚数 |
|---|---|
| 邪帝ガイウス | 3 |
| 氷帝メビウス | 2 |
| 風帝ライザー | 1 |
| 異次元の生還者 | 3 |
| 閃光の追放者 | 3 |
| クリッター | 1 |
| 魂を削る死霊 | 1 |
| マシュマロン | 1 |
| 異次元の偵察機 | 3 |
| 魔法カード | 枚数 |
|---|---|
| 大嵐 | 1 |
| 洗脳-ブレインコントロール | 1 |
| 増援 | 2 |
| 手札抹殺 | 1 |
| ハリケーン | 1 |
| エネミーコントローラー | 2 |
| サイクロン | 1 |
| 月の書 | 1 |
| 次元の裂け目 | 3 |
| 罠カード | 枚数 |
|---|---|
| 奈落の落とし穴 | 2 |
| マクロコスモス | 3 |
| 天罰 | 1 |
| 神の宣告 | 3 |
デッキコンセプト
このデッキは,2008年3月制限における除外特化型の帝コントロールデッキです.
《閃光の追放者》や《次元の裂け目》,《マクロコスモス》といった強力な除外ソースを主軸に据え,墓地に送られるカードを除外していきます.
自分は除外されることで無限に戦線復帰する《異次元の生還者》や《異次元の偵察機》を生け贄要員として駆使し,強力な「帝」モンスターを毎ターンのように連打してアドバンテージの差を強硬に広げていく構造を特徴としています.
理想の勝ち方
除外ロックによる相手のリソース枯渇
フィールドに《閃光の追放者》を召喚したり,《次元の裂け目》や《マクロコスモス》を発動し,相手のカードが墓地へ行くことを永続的にシャットアウトします.
墓地肥やしや墓地からのリサイクル回収に頼った相手のデッキの機能を完全に停止させ,一切の反撃を許さないアドバンテージ差で相手の戦術を詰みへと追い込みます.
無限に復活するリターンモンスターと帝によるコントロール
除外ゾーンから自動的に帰還する《異次元の生還者》や《異次元の偵察機》を生け贄やコスト要員とし,「帝」モンスターを毎ターンのように召喚します.
状況に合わせて《邪帝ガイウス》,《氷帝メビウス》,《風帝ライザー》を使い分けし,盤面をコントロールしていきます.
相手とのアドバンテージ差を広げつつ,「帝」モンスターでライフを削り切ります.
基本的な戦い方
序盤:除外ソースの最速展開と下級でのロック
先攻・後攻問わず,まずは《次元の裂け目》や《マクロコスモス》の永続カードの発動,あるいは《閃光の追放者》の召喚を最優先に狙います.
これらのカードを手札に引き込めるまでは,戦闘破壊耐性のある《魂を削る死霊》や《マシュマロン》で耐えていきます.
中盤:帰還モンスターを絡めたリリース確保とコントロール奪取
ゲーム中盤は,除外状態からエンドフェイズに場に戻ってくる《異次元の生還者》や《異次元の偵察機》を盤面に用意します.
これらを《エネミーコントローラー》のコストに充てて相手モンスターのコントロールを奪い,帝モンスターを生け贄召喚します.
《異次元の生還者》や《異次元の偵察機》は,エンドフェイズに自分フィールドに自動的に帰還するため,自身のリソースを減らさずに盤面の有利を拡大することができます.
終盤:相手のリソース枯渇と帝モンスターによる総攻撃
相手のリソースを枯渇させたあと,帝モンスターや《異次元の生還者》による総攻撃を仕掛け,相手のライフを削り切ります.
採用カード解説
採用カードの役割や枚数について説明します.
邪帝ガイウス
生け贄召喚成功時,フィールドのカード1枚を対象として除外する,この環境における最高峰の単体除去能力を持った「帝」モンスターです.
除外したカードが闇属性モンスターだった場合,相手ライフに1000ポイントのバーンダメージを与える固有効果を持っています.
《ダーク・アームド・ドラゴン》や《混沌の黒魔術師》を墓地利用すら許さずに一撃で排除できるほか,相手の厄介な伏せ罠を退けながら攻撃力2400のダイレクトアタックを叩き込む,このデッキの絶対的な主力フィニッシャーです.
ダメ押しで《邪帝ガイウス》自身を除外して,1000ダメージを与えることもできます.
毎ターンのように自分のフィールドに戻ってくる《異次元の生還者》や《異次元の偵察機》を生け贄に捧げて連打し,一気に勝負を決める核となるため,3枚フル投入しています.
氷帝メビウス
生け贄召喚成功時,フィールドの魔法・罠カードを2枚まで対象として破壊できる,魔法・罠破壊に特化した「帝」モンスターです.
破壊する枚数を選ぶことができるため,自分の伏せカードを誤って破壊してしまう心配がない点が優秀です.
この構築では2枚採用されているため,相手のバックが厚いコントロール系のデッキに対しても強気に召喚を狙い,こちらの安全な攻撃の道を切り開く重要な役割をこなします.
風帝ライザー
生け贄召喚成功時,フィールドのカード1枚を対象として持ち主のデッキの1番上に戻す,強烈なバウンス効果を持った「帝」モンスターです.
破壊ではなく「デッキトップへのバウンス」であるため,相手の破壊耐性持ちを難なく処理できるだけでなく,相手の次のドローをその不要なカードで固定する(ドローロックを仕掛ける)という,相手のテンポを最悪にする強力なコントロール能力を持ちます.
2008年3月制限では制限カードに指定されているため,1枚のみの採用です.
異次元の生還者
このカードが自分フィールド上から除外された場合,そのターンのエンドフェイズ時に,除外ゾーンから自分フィールド上にノーコストで自動的に特殊召喚される,このデッキの無限の生け贄(リリース)エンジンです.
《次元の裂け目》や《マクロコスモス》が発動している状態であれば、戦闘や効果で処理されて除外されても,エンドフェイズには何事もなかったかのように戦線へ復帰します.
この性質を利用し,毎ターンのように湧き出るこのカードを「帝」モンスターの生け贄召喚のためのコストにしたり,《エネミーコントローラー》のコストにしたりして,こちらのリソースを減らさずに盤面を支配していきます.
攻撃力が1800のため,単体でも下級アタッカーとして十分なステータスを持ちます.
除外ギミックが回った後の絶対的な核となるリソースのため,3枚フル投入しています.
閃光の追放者
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り,墓地へ送られるカードは墓地へは行かず、すべてゲームから除外されるという強力な永続効果を持った下級モンスターです.
フィールドに存在するだけで,《ダーク・アームド・ドラゴン》や「ライトロード」といった環境トップの墓地肥やし・墓地利用ギミックを封じることができるカードです.
この構築では,なるべく早く除外体制を整えるために,3枚フル投入しています.
クリッター
フィールドから墓地へ送られた際,デッキから攻撃力1500以下のモンスターを何でも手札にサーチできる万能リクルーターです.
このデッキにおいては,主にゲーム序盤において,除外体制を整えるまでの間の戦線維持のため,戦闘破壊耐性のある《魂を削る死霊》や《マシュマロン》をサーチする手段として利用します.
除外コンボの核となる《異次元の偵察機》を確実に手札へ引き込むこともできますが,除外カードである《閃光の追放者》,《次元の裂け目》,《マクロコスモス》が場にある状態では墓地へ送られず効果が発動しないため注意が必要です.
除外ギミックを引けていない序盤の安定感を底上げする保険として,2008年3月制限では制限カードである1枚を確実に採用しています.
魂を削る死霊
戦闘破壊耐性をもつ下級の壁モンスターです.
序盤の相手の攻撃を1枚でいなしながら時間を稼ぎ,除外ソースや「帝」を展開するための生け贄要員として場に維持する役割を持ちます.
さらに,相手の場が空いた隙にダイレクトアタックを決めることで,手札をランダムに1枚ハンデスする強力なリソース奪取能力も兼ね備えています.
クリッターによるサーチ先が可能です.
2008年3月制限における制限カードのため,1枚のみの採用です.
マシュマロン
裏側守備表示のこのカードを攻撃してきた相手プレイヤーに1000ポイントのバーンダメージを与え,さらに戦闘では破壊されない下級の壁モンスターです.
《魂を削る死霊》と同様に抜群の場持ちを誇り,相手の攻撃ストッパーとして機能しながら,次ターンの生け贄召喚に必要なコストとして盤面に残り続ける強みを持っています.
こちらもクリッターによるサーチ先が可能です.
2008年3月制限における制限カードのため,1枚のみの採用です.
異次元の偵察機
このカードがゲームから除外された場合,そのターンのエンドフェイズ時に,除外ゾーンから自分フィールド上に表側攻撃表示で自動的に特殊召喚される,もう1体の優秀なリターンモンスターです.
《異次元の生還者》とは異なり,手札やデッキから除外された場合でも自己再生効果が起動するため,《手札抹殺》の効果や《天罰》のコストなどで墓地へ送られる代わりに除外された際にも場に帰還してきます.
ステータスは低いものの,3枚フル投入されていることで毎ターンのリソースを途切れさせず,「帝」モンスターの生け贄や《エネミーコントローラー》のコストとしても無限に供給し続けられる強力なシステムパーツです.
大嵐
フィールドに存在するすべての魔法・罠カードを破壊する汎用リセットカードです.
自分が安全にモンスターを展開し,生け贄召喚から一気に勝負を決める直前に,相手の危険なカウンター罠を一掃する役割を持ちます.
このデッキにおいては,自分の《次元の裂け目》や《マクロコスモス》といった重要な永続カードも巻き込んでしまうため,発動タイミングの極めて慎重な見極めが必要ですが,相手の《神の宣告》などを剥がして安全にゲームを終わらせる最後のひと押しのタイミングで発動します.
2008年3月制限における制限カードのため,1枚のみの採用です.
洗脳-ブレインコントロール
800ライフポイントを払うことで,相手フィールドの表側表示モンスター1体のコントロールをエンドフェイズまで奪取する強力なカードです.
相手の強力な壁モンスターを退けてダイレクトアタックの道を切り開くだけでなく,奪った相手モンスターをそのままこちらの「帝」モンスターの生け贄召喚のためのコストに利用することで,召喚権や手札の消費を抑えながら実質的な確定除去として機能します.
2008年3月制限における制限カードのため,1枚のみの採用です.
増援
デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加えることができる万能サーチ魔法です.
このデッキにおいては,無限のリリースエンジンとなる最重要モンスター《異次元の生還者》を確実に手札へ引き込むためのピンポイントサーチカードとして機能します.
実質的に4枚目,5枚目の《異次元の生還者》として運用できるため,初動の除外コンボの成功率を極限まで底上げする役割を担います.
また,除外ギミックを素早く手札に引き込むための,デッキ圧縮の役割も担います.
2008年3月制限における準制限カードのため,最大枚数となる2枚を投入しています.
手札抹殺
お互いの手札をすべて墓地へ送り,その枚数分だけデッキからドローする手札交換カードです.
手札でダブってしまった「帝」モンスターや不要なカードを処理しながら,デッキの核である《マクロコスモス》や除外ソースを最速で引き込むための潤滑油です.
《次元の裂け目》や《マクロコスモス》が発動している状態であれば,手札から捨てた《異次元の偵察機》が墓地へ行かずにそのまま除外されるため,エンドフェイズに場に湧き出てくる強力な展開コンボの起爆剤ともなります.
2008年3月制限における制限カードのため,1枚のみの採用です.
ハリケーン
フィールド上のすべての魔法・罠カードを持ち主の手札に戻す汎用バウンスカードです.
《大嵐》とは異なり自分の《次元の裂け目》などを破壊せずに手札に戻せるため,相手の伏せ罠を一時的に安全に剥がしながら,こちらは再び除外体制を整えるといった柔軟な立ち回りが可能です.
2008年3月制限における制限カードのため,1枚のみの採用です.
エネミーコントローラー
相手モンスターの表示形式を変更する効果,または自分のモンスター1体をリリースすることで相手モンスターのコントロールをエンドフェイズまで奪取する効果を状況に応じて選択できる万能の速攻魔法です.
このデッキにおいては,毎ターンのように除外ゾーンからノーコストで湧き出る《異次元の生還者》や《異次元の偵察機》をリリース要員に充てることで,実質的なデメリットなしで相手モンスターを奪う強力な除去・追撃カードに変貌します.
相手の攻撃を止める防御札としても機能する攻防一体の万能パーツとして,2枚採用となっています.
サイクロン
フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として破壊する,最も信頼性の高い速攻魔法です.
相手のエンドフェイズに危険な伏せ魔法・罠をピンポイントで割ることで,返しの自分のターンの安全な生け贄召喚を保証します.
2008年3月制限における制限カードのため,1枚のみの採用です.
月の書
フィールドの表側表示モンスター1体を裏側守備表示にする万能の速攻魔法です.
相手の攻撃を止める防御運用のほか,相手の厄介な永続効果モンスターを裏返すことで一時的に効果を無効化し,こちらの「帝」モンスターの効果や攻撃を確実に通すための戦闘サポートとして非常に重宝します.
2008年3月制限では準制限カードであり強力なカードですが,このデッキとは直接的なシナジーがあまりないため,1枚のみの採用です.
次元の裂け目
墓地へ送られるモンスターをゲームから除外し続ける永続魔法です.
このデッキの核となる除外ソースの1枚であり、フィールドだけでなく手札やデッキから墓地へ送られるモンスターもすべて除外ゾーンへ送ります.
これにより,自分の《異次元の生還者》や《異次元の偵察機》が除外ゾーンから自動帰還するコンボの核となるだけでなく,相手の《ダーク・アームド・ドラゴン》や「ライトロード」の墓地利用を完全にシャットアウトするメタカードとしても機能します.
初手から確実に発動して除外環境を作り出し、相手の戦術を機能不全に追い込むため、3枚フル投入しています.
奈落の落とし穴
相手が攻撃力1500以上のモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚した時に,そのモンスターを破壊しゲームから除外する汎用除去罠です.
相手の強力なエースモンスターの着地時に発動することで,墓地利用すら許さずに処理する役割を持ちます.
このデッキは自分のカードだけでなく,相手の墓地利用も完全に封じるというコンセプトであるため,《奈落の落とし穴》は非常に重要なメタカードとなります.
このデッキの最高打点は「帝」モンスターの2400であり,単純な戦闘ではやや不安があるため,相手の主力モンスターを確実に除外するために,2枚採用となっています.
マクロコスモス
このカードがフィールド上に存在する限り,墓地へ送られるカードはすべて代わりにゲームから除外されるという,このデッキの最大の核となる永続罠です.
《次元の裂け目》とは異なり,モンスターだけでなく魔法・罠カードも含めたすべてのカードを完全に除外ゾーンへ送ることができます.
自分の除外ギミックおよび,相手のあらゆる墓地利用コンボを根底から封じ込めて,ゲームの主導権を完全に掌握します.
初手から最速で発動して完全な除外ロックの布陣を敷くコンセプトのため,3枚フル投入しています.
天罰
手札を1枚捨てることで,効果モンスターの効果の発動を無効し破壊する優秀なカウンター罠です.
このデッキにおいては,除外カードである《閃光の追放者》,《次元の裂け目》,《マクロコスモス》が場に存在する際に《異次元の偵察機》をコストにすることで,実質的にノーコストで発動することができます.
ピンポイントでのメタ対策としてバランスの良い1枚のみの採用です.
神の宣告
ライフポイントを半分払うことで,魔法・罠の発動,またはモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚のいずれか1つを無効にして破壊する,万能なカウンター罠です.
ライフコストは重いものの,こちらのキーカードである《次元の裂け目》や《マクロコスモス》を破壊しにくる相手の《大嵐》や《サイクロン》,あるいは「帝」の召喚に対する妨害を1枚で確実にシャットアウトします.
完成した除外ロック盤面を完璧に保護し続けるため,3枚フル投入しています.
終わりに
この記事では,2008年3月制限の次元帝のデッキレシピを紹介しました.
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